「PANDAS」

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〔2018年/アメリカ〕


中国・成都の、
パンダ保護基地では、
多くのパンダが飼育されているのだけれど、


ここで生まれ、育った子供を、
野性に戻すのも大事なミッション。


本作は、
その中の1頭・チェンチェンを、
少しずつ、野性に慣らす訓練をする様子が描かれた、
ドキュメンタリー。


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「キネコ国際映画祭」で上映された1本。


パンダの映画と聞いて、
シャンシャン大好きな私が、
行かないわけがなく(笑)、
すごく楽しみにしていた。


しかも、この映画、
IMAXでの上映で、
映像がめちゃくちゃ鮮明。
パンダの表情から、
キュートな動作、
モコモコした毛並みまで、
まるで目の前にいるような感じで、観られる。


あまりの可愛さに、
顔がひとりでに笑ってしまう。


撮影場所の、
中国の成都は、
2019年に、
「パンダ飼育ボランティア」に行った場所でもあり、
 ↓
https://aomikamica.seesaa.net/article/2019-05-16.html
https://aomikamica.seesaa.net/article/2019-05-17.html

余計に思い入れを強く感じた。



パンダは数が少なく、
中国では、繁殖に力を入れているけれど、
センターで生まれた子を、
いかにして野性に戻すかも、
大きな課題となっていて、


飼育下で、大事に育てられた子が、
山奥の密林ともいえるような場所で、
ちゃんと生きていけるのか、
親のような気持ちで見入ってしまう。


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でも、私は駄目な人間だわ。


野性に放たれたパンダのチェンチェンは、
ある時、手のひらを、ざっくりと怪我してしまう。
そんなのを見ると、
「あぁ、もういいです。お願いです、センターに戻してあげてください」
という、過保護極まりない思いが止らない。


野生動物が、
時に、怪我をするのは当たり前だし、
自然治癒するのを待つしかないのは分かっているのだけれど、
「この子がシャンシャンだったら」と想像すると、
可哀想で可哀想で、
居ても立っても居られない。
「獅子は我が子を千尋の谷に落とす」などという心境には
とてもなれない。


いや、だけど、
そう感じるのは私だけではないようで、
チェンチェンの怪我を知った飼育員さんたちは、
担架に彼女を乗せ、
山を下り、
センターに連れ帰った。


やはり、動物園で生まれた子を、
野性に戻すのは、
その子自身も、
そして、飼育する人間の心情的にも、
難しいものがあり、
これからの大きな課題なのだなぁと思う。


評価 ★★★★☆

この記事へのコメント

  • U3

    情が移るのは仕方のないこと。
    そしてそれを絶ち来るのもまた難しい。
    特に群れで暮らす生態ではないパンダには、殊の外難しいことなのだろうと思う。
    2022年03月24日 12:40
  • 美美

    少しでも一緒に過ごすと
    頭では理解していても情が移りますからね。
    何が動物にとっていいことなのか・・・
    ドキュメンタリー見てみたいですw
    2022年03月24日 18:23
  • Mitch

    上野のシャンシャンに会いに行けるようになりましたね^^
    2022年03月24日 18:59
  • きよたん

    今まで一緒に居た子供を山に送り出すなんて
    本当に心配 辛いし。
    でもやはりそうしなければならないのでしょうか
    2022年03月24日 20:05
  • わたし

    飼育施設で生まれて、そこしかしらない状態を自然に返すなんて虐待です。
    それは繁殖のため、という身勝手な人間の考えかも。
    もともと自然にいた子をつれさって動物園にいれるのと同じくらい残酷だと思います。
    2022年03月26日 10:57
  • yonta

    保護して自然に帰すというのは、どの角度から考えても、
    相手がどんな動物でも、とてもむずかしい問題ですよね。。

    でも、かわいいパンダのIMAX上映、
    青山さんにとっては、至福の時間だったのではないでしょうか(^^♪
    上野の子どもたちにも、
    会いに行けるようになったし、よかったですね♪
    2022年03月26日 11:50
  • 裏・市長

    これは絶対にしてはいけないと思う。

    それならば人間は最初から手を出すべきではない。

    もともと野生ではないパンダの子をある日、
    野に放つ…生き方を示してくれる親もなく、
    食べ物を手に入れる術を持たない子が
    果たしてどれだけ生きていけるものなのか。

    人間とは勝手な生き物である。

    子どもを産むだけ産んでおいて、
    世話がめんどくさくなると殺してしまう。
    ペツトショップだって、子犬、小猫の時は扱いがいい。

    でも大きくなってくると値引きされたあげく、
    店頭から引き下げられてしまう・・・

    ここまで他者の命を自分の気分でもてあそぶ
    動物は人間以外にない。

    コンビニからスプーンやフォークを追放している
    場合ではない。このような問題こそ白黒つけようぜ!
    2022年04月03日 00:56
  • sig

    こんばんは。お変わりなくご活躍の様子。うれしいです。
    パンダ飼育ボランティアとは貴重な経験をされましたね。映画への思い入れもひとしおだったと思います。
    2022年04月03日 19:45
  • 青山実花

    U3さん
    コメントありがとうございます。

    ペットでも、人間でも、仲良くしていれば情が移りますね。
    2022年07月12日 11:11
  • 青山実花

    美美さん
    コメントありがとうございます。

    情って不思議ですね。
    自分でも気づかないうちに、
    愛するようになっている。
    邪気のない動物なら、
    余計ですね。

    動物好きの美美さんに、
    この映画、観てほしいです。
    2022年07月12日 11:11
  • 青山実花

    Mitchさん
    コメントありがとうございます。

    ありがとうございます。
    シャンシャンに会えて嬉しいです^^
    2022年07月12日 11:11
  • 青山実花

    きよたんさん
    コメントありがとうございます。

    我が子のように慈しんできた子を、
    山に送り出すなんて、
    胸がぎゅっとなりますね。
    2022年07月12日 11:11
  • 青山実花

    わたしさん
    コメントありがとうございます。

    センターで生まれ育った子が、
    自然でどこまで生きていけるのか、
    疑問ですね。
    自然界のパンダの数がもっと増えると
    いいのですが・・・。
    2022年07月12日 11:11
  • 青山実花

    yontaさん
    コメントありがとうございます。

    やはりセンターにいると、
    至れり尽くせりですし、
    山はそのようなわけにはいかないのが
    辛い所ですね。

    はい、映像はとても可愛くて楽しめました^^
    あらためて、
    IMAXって凄い!と思いました^^
    2022年07月12日 11:12
  • 青山実花

    裏・市長さん
    コメントありがとうございます。

    たしかに、
    可愛い子パンダを、
    野性に戻すなど、
    勝手極まりない行為なのかも
    しれませんわね。


    もしもシャンシャンを、
    山に放ったとしても、
    今まで深く愛してくれた、
    わたくしの事を忘れられず、
    山から下りてきて、
    わたくしの家の玄関で、
    座っているかもしれません。

    そんな事になったら、
    わたくしは、もう二度と山には戻したくありません。

    かといって、新宿はパンダを育てるには、
    環境が悪すぎます。

    その時は、大和高田市に連れていきますので、
    よろしくお願いいたします。
    2022年07月12日 11:12
  • 青山実花

    sigさん
    コメントありがとうございます。

    毎日頑張って、映画を観たり、
    駅巡りをして、過ごしております^^
    sigさんはお元気でしょうか。
    またお会いしたいです^^
    2022年07月12日 11:12