〔1970年/日本〕
こんにゃく屋の徳助（殿山泰司）は、
戦争で男性の機能が失われ、一人身だったが、
幼い少女・珠枝を養女にもらう。
年頃になった珠枝（女屋実和子）は、
勤めていた会社が倒産したため、
金を作る目的で、
片山津温泉にやってきた。
置屋の女将は、
頭数の足りない芸者の穴埋めに、
急遽、珠枝を芸者に仕立て上げると、
その噂が広まり、客が増える。
やがて、製薬会社の社長・田中から、
身請けの話があり、
それを受けるも、
最初の夜、田中は急病で死んでしまう。
芸者に戻った珠枝の評判は、
全国にまで広がり、
スカウトがひっきりなしにやって来て・・・。
殿山泰司さん演じる、
こんにゃく屋の徳助は、
「こんにゃく風呂」を作るのが生涯の夢だという。
「こんにゃく風呂」って何だろう？と、
色々想像してみたけど、
今一つ、頭に浮かばない。
こんにゃくがプカプカ浮いている風呂？
それとも、糸こんにゃくが体に絡みつくような風呂？
で、映画を観ていて、それが分かった。
想像とは全然違ってた。
徳助の作った「こんにゃく風呂」とは、
風呂場の床に、
30cm × 40cmほどの大きなこんにゃくを、
タイルのように敷き詰めた風呂のことなのだ。
こんにゃくを敷き詰めた風呂の床など、
くにゃくにゃしていて歩きにくそうだし、
滑って危なそうだ。
それに、すぐ腐ってしまうだろう。
あれを片付けるのは、
大変な労力だ。
でも私は、エロ場面より、
こんにゃくを敷き詰める作業をする
その場面が好き。
手伝いたい（笑）。
タイトルには「こんにゃく芸者」とあるけれど、
珠枝とこんにゃくは、殆ど関係なく、
こんにゃくに固執しているのは、徳助だけ（笑）。
てな感じで、
全体的に馬鹿馬鹿しいんだけど、
ジャケット写真のイメージと違って、
珠枝はとてもクールで、
感情を表に現さない。
他の芸者たちがきゃぴきゃぴしている中で、
そのクールな態度が、
むしろ素人っぽく見える。
そこがいいのかもしれない。
ラストの、
小松方正との、
「男女の対決」。
あれが、私には分かるような分からないような。
あれは何をもって、
勝ちなのか、負けなのか。
あれが分からない私は、
まだまだ修行が足りないんだろう（笑）。
評価 ★★★☆☆
この記事へのコメント
英ちゃん
昔、赤塚不二夫の漫画で風呂にラーメンを入れて食べる漫画があったんだよね、それに近い漫画的な発想だな（ﾟ□ﾟ）
Ginger
拳客の奥様
昔の方が、面白いタイトルたくさん有るね~笑
きよたん
おでんにして食べたい
ヤマカゼ
青山実花
コメントありがとうございます。
ほんと、だれがこんな事考えたんだか（笑）。
ラーメン風呂ですか＾＾
赤塚不二夫さんが考えそうな漫画ですね＾＾
食べるのはちょっと・・・ですが（笑）。
青山実花
コメントありがとうございます。
男性の、
そっち方面に賭ける探求心には負けますね＾＾；
そういった過去があって、
TENGAさんのような会社があるのでしょうね＾＾
青山実花
コメントありがとうございます。
調べてみましたら、
「新網走番外地」と併映だったようです＾＾
青山実花
コメントありがとうございます。
ほんと、こんにゃくを風呂の床に敷き詰めるなど、
勿体なさすぎです＾＾；
食べ物を粗末にするなと、
今ならクレームがつきそうですね＾＾
青山実花
コメントありがとうございます。
映画のラストに、男女の対決みたいなシーンがあるのですが、
私には完全に理解できたとは言い難くて（笑）。
裏・市長
「男女の対決」。
しゃあないなぁ～、オッちゃんが 教えたろか？。
まず「男女」やな。
男女ということはやな。男と女がおるねん。
男と女がおったら、もうすることはひとつや。
「対決」な。
ケツ言うぐらいやから「尻」やな。
「尻」はええでぇ～。
「尻」は必要や。あの丸みが男を誘うんやがな。
男と女と対でケツやがな。
これはもう「 尻 相 撲 」や。
やる事は土俵に登って尻相撲しかあらへん。
せやけど今は濃厚接触自粛中や。
開催でけへんよってな。
場所が休場中に特訓して強ぅなっとくんやでぇ～。
男と女はやっぱり尻相撲や！。
青山実花
コメントありがとうございます。
オッちゃん、
そうなの、
私、あの場面の意味がどーしても分からないの。
「男と女の対決」
って、どうなると勝ちなの？
だって、あれは男が不利じゃないの？
女は・・・いや、なんでもないです。
え？
尻相撲？
尻相撲だったの？
でも変じゃない？
女は土俵に上がれないんだよ、
病人が出たって、死人が出たって、
女は不浄だから、土俵に上がるなって言われたじゃん。
そんな不浄な女の尻を追い掛け回すって、
男ってバカなの？