
〔2017年/フランス〕
フランスのブルゴーニュの葡萄園に、
10年間も家を出たままだった、
長男のジャンが帰ってきた。
ジャンは、父との確執で、
家を飛び出したのだが、
その父が、
病気で危篤状態だと連絡を受けたのだ。
家業を継いだ妹のジュリエットと、
別の葡萄園に婿に行った弟と再会し、
父亡きあとの葡萄園をどうするのか、
話し合いになる。
ちょうど、葡萄の収穫時期と重なり、
3人は、
良いワインを作ろうと努力するが・・・。
試写会で観た。
なんだか、つい最近も、
葡萄畑の光景を見たような気がすると
思っていたら、
そうだ、
映画、「ウスケボーイズ」だ、と思い出した。
↓
https://aomikamica.blog.so-net.ne.jp/2018-10-03
私は、あまりお酒は強くないけど、
ワインはいつの時代も、
映画の題材になりやすいのだなぁと思う。
この映画は、
10年間も、家を空けていた、
葡萄園の長男が、
実家に戻ってくる所から始まる。
長男がいなかった10年の間に、
母親は死に、
父親は死にかけている。
そんな兄を、
最初、末っ子の弟は責めるのだけれど、
そこは元々、仲の良かった兄弟、
すぐ仲直りして、
最高のワインを作ろうと、協力し合う。
長男は、世界を放浪して、
オーストラリアに辿り着き、
今は、かの地で、
葡萄園を経営しているという。
そこが、私にはとても面白く感じられた。
せっかく家を出たのだから、
家業とは全く違う仕事に就けばいいのにと思うんだけど、
結局人は、
生まれた時から慣れ親しんだ職業を
選んでしまうものなのかなぁ、と。
彼らは、
葡萄園の経営と、
ワイン作り以外に、
私生活で、色々問題を抱えている。
長男は妻と上手くいっていないし、
弟は、妻の両親の過干渉に、
耐え切れない思いを抱えている。
そして、この弟が、
ついに、妻の父親にキレて、
思いの丈をぶつけるシーンがあるのだけれど、
ちょっと溜飲が下がった。
ワイン作りでよく見る光景だけど、
足で、葡萄を踏む過程、
私もやってみたいな(笑)。
あれって、足が汚いと、もちろん駄目よね。
事前にゴシゴシ洗うんだろうか(笑)。
評価 ★★★☆☆
この記事へのコメント
裏・市長
ワインは何年も何年も寝かせる。
寝る子は育つ。
寝る実花も育つ。寝かせすぎないように…。
何年も寝かせている間に物語が生まれる。
発泡酒じゃこうはいかない。
青山実花さんも冷凍催眠に入って、
150年後の世界に目覚めてごらんなさい。
もうその頃にはあなたの愛して憎んで、通報して
刑務所にブチこんだ裏・市長さんはいないのです…。
代わりに、裏・市長4世がさらにエロ度パワーアップして、
この世界に君臨していることでしょう。
結局、人の悩みは尽きないのです。
ストーカーは時代を越えてつきまとうのです・・・。
葡萄踏み、あぁ、あれな!。
足なんか洗いません。
せっかくの「出汁」が損なわれます。
人間のタンパク質と汚れとケラチンが、
よりおいしいワインへと熟成させるのです。
足を洗うのはヤクザだけで充分。
青山実花
コメントありがとうございます。
どうやら今年も、
裏・市長さんのお家の裏の、
広大な葡萄園で生った葡萄が、
大変な豊作だったとの事、
お喜び申し上げます。
さらに、裏家の地下には、
日本でも最大級の数を誇るワインが、
寝かされておりますものね。
わたくしも、毎年、買い付けに出向いておりますが、
いつも圧倒されて帰ってきます。
裏家で作られた葡萄で作ったワインは、
本当に美味しいですね。
他のワインメーカーと、
同じように作られているはずなのに、
なぜ裏家のワインだけが、
あれほど美味しいのか、本当に不思議です。
・・・え!?
葡萄踏みの時、足を洗ってないんですか?
裏家ワインの中には、
大和高田市の土と埃と水虫がそのまま入っているのですか?
そ、そうですか。
あ、わたくし、急用を思い出しました。
今日、そちらにワインの買い付けに行く予定でしたが、
無期延期とさせていただきます。