「密告者」

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〔1965年/日本〕


証券会社に勤務していた瀬川(田宮二郎)は、
莫大な負債を作ってしまったせいで、
会社を辞め、
今は小さな商社のセールスマンをしている。


ある日、社長の沢井が、
瀬川に産業スパイをしないかと持ち掛けてくる。


それは、七洋化学の新製品の秘密を探り出すという任務なのだが、
七洋化学といえば、
常務の荻野は、
昔、瀬川の恋人を奪った男ではないか。


スパイ活動を開始し、
荻野の家に入り込む事に成功した瀬川だが、
ある日、荻野が殺され、
彼に殺人の嫌疑が掛かってしまう・・・。





大映祭で、立て続けに、
田宮二郎さんの映画ばかり観ていたけれど、
なんだか、どれもこれも
似たようなお話ばかりのイメージ。


いつも、田宮さんが、
なんらかの犯罪に巻き込まれるというのが、殆ど。


田宮さんは善人では決してないけれど、
でも極悪人でもないという役ばかり。
それが彼のイメージなのだろうか。


でも、本作はちょっと面白い。
産業スパイ云々より、
昔、深く愛し合っていた恋人を奪われた男が、
奪った男の家を訪ねていくシーンなんか、
めっちゃ私の好きそうな展開ではないか(笑)。


玄関先で、
田宮さんを出迎える元恋人は、
大変に気まずいような、
どうしていいか分からないような表情を浮かべる。
彼女は、田宮さんを嫌いで別れたわけではないのだ。
うーん、面白い(笑)。


その後、彼女の夫は殺される。
B級映画みたいな展開を楽しんだ。


評価 ★★★☆☆

この記事へのコメント

  • 旅爺さん

    お早う御座いま~す(^_^)/”””*
    昔の映画って皆素晴らしいのが多かったですね。懐かしいです。
    2018年11月10日 06:01
  • 裏・市長

    …誰だ…オレを密告したヤツは…!。

    おかげでオレは日々、散々な目にあっている。
    ブログ事務局からは注意どころではない、
    警告が届いた。

    次に同じ事を繰り返したら、ブログを全削除すると、
    告げられている・・・。
    お前のその顔がすでに犯罪だとも・・・。

    オレが一体、何をしたと言うんだ。
    ここに書き込んだ数々の文言など、
    ただのコミュニケーションではないか。

    セクハラだと?ただのウィットに富んだ、
    アメリカンジョークさ。それがわからないなんて、
    日本人はこれだからイヤなんだ。

    よし、見ていろ。オレはブログを卒業して
    テレビ番組の司会者にでもなるかな。
    クイズ・タイムチョップ!。

    青山実花さん、あなたも出場して椅子を
    ぐるぐる回されなさい。   
              田宮ごめんねジロー。
    2018年11月11日 02:46
  • 青山実花

    旅爺さんさん
    コメントありがとうございます。

    昔はネットもなく、
    誰もツッコミを入れなかったので、
    映画が自由に作れたのでしょうね。
    2018年11月11日 08:56
  • 青山実花

    田宮ごめんねジローさん。
    コメントありがとうございます。

    あ、わたくしも、田宮ごめんねジローさんのお噂は
    聞いております。

    何でも、ソネット事務局さんへ、
    田宮ごめんねジローさんのブログを絶賛する声が多く届けられ、
    おかげで、
    もうそろそろ、ブログという形でなく、
    ソネットが発行する冊子、「日々是ソネット」に、
    コラムという形で、
    ご自分のお考えを表現なさってほしいという
    依頼が来たとか。

    本当におめでとうございます。
    長い間、ブログを続けてきた甲斐があったというものですわね。


    コラムで有名になれば、
    次はテレビ出演ですわね。
    そうですね、最初は、
    田宮ごめんねジローさんの知性と教養をひけらかせる、
    クイズ番組の司会などがよろしいですわね。

    え?第一回目の回答者に、
    わたくしをご指名なさってくださるのですか?
    わかりました、お引き受けいたしましょう。
    おそらく全問正解して、
    パネルは全部、わたくしのものですわ。
    ・・・あ、間違えました、
    それは児玉清さんのアタック26でしたわね。
    2018年11月11日 08:57