
〔2014年/アメリカ〕
アンドリュー・ガーフィールドは、
母親と、小学生の息子と暮すシングルファザー。
今まで働いていた建築会社が突然潰れ、
給料も貰えないまま、家に帰る。
家のローンが滞り、
なんとかせねばと思っていた矢先、
不動産ブローカー・マイケル・シャノンが、
警察官を伴い家にやって来た。
2分以内に荷物を纏め、出ていけと、
立ち退き請求をされたのだ。
泣いても喚いても、
ガーフィールドたちの言葉は聞いてもらえず、
仕方なしに、家族はモーテル暮らしをする事に。
なんとかして、
家を取り戻したい。
そう切望するガーフィールドは、
シャノンに誘われるまま、
彼の不動産業を手伝うようになる。
かつて、自分がシャノンからされたのと同じ、
ローンが払えない人を強制退去させるという仕事に
手を染めるガーフィールド。
高額の報酬をもらい、
前の家よりはるかに高級な家を手に入れるが・・・。
アンドリュー・ガーフィールド君が出ているという理由だけで、
絶対観ようと決めていた映画。
予備知識は全くのゼロで、
観始めてから、こういうお話だったのね、と知った次第。
久し振りに見るアンドリュー君。
やっぱり可愛い♪
と、いい年してノー天気な事を考えていたら、
え?父親役!?
そっかぁ、彼ももう32歳、
父親役をしてもおかしくない年かぁ。
ただ、それにしても子供が大きい。
10歳か、それ以上に見える。
若気の至り?(笑)
と思っていたら、案の定、それらしいセリフがあった。
子供の母親はどこ行った?
その説明はなかった。
・・・と、アンドリューくんの人生は、
この映画ではさして重要ではない。
物語は結構重い、
不動産業の内幕を描いた、
社会派映画といってもいい内容。
家を差し押さえられる場面の衝撃。
有無を言わせず、
たった2分の間に荷物を纏めて出ていけ、って、
現実問題、そんな事無理でしょ。
もちろん、ローンの滞納や、
度重なる通告を無視していた方も悪いんだろうけど、
あれは辛いなぁ。
不動産は、
多くの人にとって、
人生で一番高額な買い物だろうし、
家族が集まる拠り所でもあろうし、
それを一瞬で失うショックったら。
しかし、そんな辛い体験をしたアンドリュー君が、
自分がされた事と全く同じ事を、
他人にして、
金を儲けてゆくという皮肉。
とにかく世の中は、
金を儲けた者の勝ち、
国は負け犬に手を差し伸べる事などない、
みたいなセリフがある。
まぁ、確かにそうなんだろうけど・・・。
色々考えさせられるなぁ。
評価 ★★★☆☆
この記事へのコメント
Rchoose19
誰が何をしても自由なんですよね。
アメリカンドリームを叶えた人には、素晴らしい人生が、
夢が破れた人には、それなりの人生が待ってるんですねぇ。
それが自由と平等ってことみたいですねぇ。
mitu
何が正しくて何が悪いのか、どこで間違ってしまったのか
それでも、どっこい笑顔で生きて行きましょね(^_^)
裏・市長
それはあんまりやわ!。
ウチも立ち退き要求されてるから他人事ではないけど、
多くは求めていない。
ただ、引っ越し費用だけ出してもらって、
現状を維持できるようにしてとお願いしてるのに、
「無理」との事で、立ち退けと告げられて10年が経つ。
今も毎月家賃だけはしっかり取りに来る・・・。
出て行く気は・・・あんまりない。
メグちゃん!拝見してきました。
まだボク、この頃いなかったわ・・・。
悔しいからnice!押してきたった。
世界三大メグちゃんの頂点、メグ・ライアンさんやん!。
(残る2人は目黒祐樹と魔女っ子メグちゃん)。
そりゃあ手も震えるで!。
ボクならまず、なぜここにメグちゃん?!シャランラ!と、
自分の目を疑うね。
生涯のうちのかなりの量の運を使った気がする(笑)。
いや、青山さんの「運」はこんなもんじゃ終わらんで!。
青山実花
コメントありがとうございます
この映画でも、
確かに2分で出ていけは酷いのですが、
不動産屋さんと一緒に警官が付いてくるのですから、
あくまでも法律に則っているし、
住人も拒否はできないんですね。
つまり、銀行や不動産屋さんは、
どこまでも儲かるように、
そしてローンが払えない者は立ち去るしかないという仕組み・・・。
これが平等というものなんですねぇ。。。
青山実花
コメントありがとうございます
悪い事を考えれば、
どこまでも暗黒面に落ちていきそうですし、
何事も笑顔で乗り切りましょうね^^
青山実花
コメントありがとうございます
2日でも、2時間でもなく、
2分って凄いですよね。
住人は、貴重品だけを持って、家具などは外に出され、
24時間以内に取りにこないと処分されると言われるのです・・・。
裏・市長さん、立ち退きを言われて10年て、
それは、もう立ち退かなくていいという事のような
気がしますが^^;
大家さんだって、切羽詰まった事情があれば、
引っ越し費用を出してでも、立ち退いてもらいたいと
思うのではないでしょうか。
まだまだ住んでいて大丈夫ではないかと、
私は思います。
それから、すみません、
大切なお時間を、私の旅行記を見る為に
使わせてしまって。
あはは~、
目黒祐樹さんをメグちゃん呼ばわり^^
そっか、私は世界三大メグちゃんの一人を見たというわけですね。
できればあとの2人も見たいものですね、
特に魔女っ子メグちゃん!
どこにいるのかしら?(笑)
誰だって、カンボジアにメグちゃんがいるとは
思わないですよね。
私もぶっ倒れそうになりましたよ。
はい、「運」は自分で作るもの、
これからも、もっと凄い「運」に遭遇できるように、
精進してゆきます^^