「新妻の寝ごと」

niidumanonegoto.jpg
〔1956年/日本〕


新婚の敬太(根上淳)と芳子(若尾文子)の家に、
芳子の友人・ふみ子(岸田今日子)が
転がり込んでくる。
ふみ子の夫が芸者と浮気をしたので、
しばらく置いてほしいと言うのだ。


いつまでも居座られてはかなわないと、
敬太たちは、イチャイチャ芝居を見せつける作戦に出る。
作戦はまんまと当たり、
ふみ子は帰ってゆく。


敬太と芳子が、熱海に旅行に行くと、
電車の中で、芳子の父・儀左衛門(藤原釜足)に会った。
実は儀左衛門は、組合の寄合だと嘘をついて、
芸者・千代菊と浮気旅行に行く途中なのだ。


そんな事とは知らない芳子は、
敬太と千代菊の仲を疑ってしまう。


数日後、また千代菊と熱海に行く儀左衛門は、
カムフラージュのため、敬太を連れてゆく。
ところが、旅館に突然押しかけた芳子は、
敬太と千代菊が同じ部屋に居る事に驚き、
離婚すると言い出す・・・。





毎度毎度、よくもまぁ、
似たような話の映画を作ると思うわ(笑)。


昨日書いた、「花嫁のため息」の続編。
新婚家庭にやって来た、
芳子の友人に、
またイライラさせられるのかと思ったけど、
彼女は案外、あっさり帰っていく。


ふみ子の存在は伏線になる。
彼女の夫が芸者と浮気をしたせいで、
芸者というのが、
いかに夫婦生活を脅かす存在かを、
芳子に吹き込み、
世間知らずの芳子はそれを鵜呑みにするからだ。


この映画で一番酷いのは、
芳子の父。


彼は、自分の保身の為に、
浮気相手の芸者・千代菊が、
娘婿の敬太と出来上がっているといった体を装う。


まったく、親だというのに何という事か。
娘が泣いているというのに。


まぁ、結構コミカルに描かれているので、
イライラするほどではなく、
コメディなので、当然最後は大団円。


これも40分の短い映画。
「花嫁のため息」が1956年1月9日、
そしてこの「新妻の寝ごと」が1956年1月15日の公開らしい。
当時、どんな形で公開されたのか知りたいなぁ。


評価 ★★★☆☆





この作品で、
若尾文子さんの出演映画、160本中107本を観た事となりました。


(★は観た作品)


★春の雪 (2005)
 竹取物語 (1987)
 ある映画監督の生涯 溝口健二の記録 (1975)
 幻の殺意 (1971)
★男はつらいよ 純情篇 (1971)
★スパルタ教育 くたばれ親父 (1970)
 座頭市と用心棒 (1970)
★天狗党 (1969)
★千羽鶴 (1969)
★濡れた二人 (1968)
★積木の箱 (1968)
★不信のとき (1968)
★鉄砲伝来記 (1968)
★華岡青洲の妻 (1967)
★砂糖菓子が壊れるとき (1967)
★妻二人 (1967)
★夜の罠 (1967)
★雪の喪章 (1967)
 処女受胎 (1966)
★赤い天使 (1966)
★雁 (1966)
★氷点 (1966)
★処女が見た (1966)
★刺青 (1966)
★妻の日の愛のかたみに (1965)
★不倫 (1965)
★清作の妻 (1965)
★帯をとく夏子 (1965)
 女めくら物語 (1965)
★波影 (1965)
★花実のない森 (1965)
 幸せなら手をたたこう (1964)
 悶え (1964)
★卍(まんじ) (1964)
★獣の戯れ (1964)
★傷だらけの山河 (1964)
★「女の小箱」より 夫が見た (1964)
★温泉女医 (1964)
★新・忍びの者 (1963)
★越前竹人形 (1963)
 女が愛して憎むとき (1963)
★わたしを深く埋めて (1963)
★女系家族 (1963)
 八月生れの女 (1963)
★雪之丞変化 (1963)
★しとやかな獣 (1962)
★秦・始皇帝 (1962)
★瘋癲老人日記 (1962)
★その夜は忘れない (1962)
★やっちゃ場の女 (1962)
★仲よし音頭 日本一だよ (1962)
 閉店時間 (1962)
★爛(ただれ) (1962)
★雁の寺 (1962)
★家庭の事情 (1962)
★妻は告白する (1961)
★新源氏物語 (1961)
★銀座のぼんぼん (1961)
★女は二度生まれる (1961)
★女の勲章 (1961)
★東京おにぎり娘 (1961)
★好色一代男 (1961)
★お嬢さん (1961)
★婚期 (1961)
★花くらべ狸道中 (1961)
★銀座っ子物語 (1961)
 素敵な野郎(1961)
 鎮花祭 (1960)
★偽大学生 (1960)
★安珍と清姫 (1960)
★勝利と敗北 (1960)
★ぼんち (1960)
★からっ風野郎 (1960)
★女は抵抗する (1960)
★女経(じょきょう) (1960)
★初春狸御殿 (1959)
★浮草 (1959)
 実は熟したり (1959)
★美貌に罪あり (1959)
 花の大障碍 (1959)
 次郎長富士 (1959)
★氾濫 (1959)
★山田長政 王者の剣 (1959)
★薔薇の木にバラの花咲く (1959)
★最高殊勲夫人 (1959)
★あなたと私の合言葉 さようなら、今日は (1959)
 新婚七つの楽しみ(1959)
★母(1958)
★娘の冒険 (1958)
★夜の素顔 (1958)
 嵐の講道館(1958)
★一粒の麦 (1958)
★息子の結婚 (1958)
★口笛を吹く渡り鳥 (1958)
 愛河 (1958)
★忠臣蔵 (1958)
 螢火 (1958)
 東京の瞳 (1958)
 妻こそわが命(1958)
★青空娘 (1957)
★夕凪 (1957)
★誘惑からの脱出 (1957)
★永すぎた春 (1957)
★朱雀門 (1957)
 慕情の河 (1957)
 続銀河の都 (1957)
★スタジオはてんやわんや (1957)
 銀河の都 (1957)
 君を愛す (1956)
 四十八歳の抵抗 (1956)
★日本橋 (1956)
★涙 (1956)
 スタジオは大騒ぎ (1956)
 あさ潮ゆう潮 (1956)
★滝の白糸 (1956)
★処刑の部屋 (1956)
★新婚日記 恥ずかしい夢(1956)
★新婚日記 嬉しい朝(1956)
★赤線地帯 (1956)
 虹いくたび (1956)
★新妻の寝ごと (1956)
★花嫁のため息 (1956)
 薔薇の絋道館 (1956)
★弾痕街 (1955)
 七人の兄いもうと (1955)
★珠はくだけず (1955)
★長崎の夜 (1955)
★幻の馬 (1955)
 娘の縁談 (1955)
★薔薇いくたびか (1955)
★月に飛ぶ雁 (1955)
 幸福を配達する娘 (1955)
★螢の光 (1955)
 勝敗(1954)
 荒城の月 (1954)
★月よりの使者 (1954)
 緑の仲間 (1954)
 浅草の夜 (1954)
 慕情 (1954)
★舞妓物語 (1954)
★酔いどれ二刀流 (1954)
 或る女 (1954)
★心の日月 (1954)
 十代の誘惑 (1953)
 無法者 (1953)
 続続十代の性典 (1953)
 春雪の門 (1953)
★祇園囃子 (1953)
 続十代の性典 (1953)
 チャタレー夫人は日本にもいた (1953)
 怒れ三平 (1953)
★十代の性典 (1953)
 彼女の特ダネ (1952)
 街の小天狗 (1952)
 秘密 (1952)
 明日は日曜日 (1952)
 花嫁花婿チャンバラ節(1952)
★母子鶴 (1952)
 猛獣使いの少女 (1952)
★死の街を脱れて (1952)

この記事へのコメント

  • Rchoose19

    どうも有難うございましたぁ(=^・^=)
    本当に感謝いたしま~~す♪
    でも今、チャイムがなっちゃったっす^^;
    すみません。また、お伺いいたします<(_ _)>
    2016年01月07日 13:01
  • 原みつる

    残り53本。
    余裕で今年見終わっちゃうかな?
    映画を見つけるのが大変そうだけど。
    2016年01月07日 19:09
  • Mitch

    昔は若尾文子さんのような大女優をもったいないような使い方をしていたのですネ。
    2016年01月07日 19:28
  • ウタ

    当時は6社の映画会社が各直営の映画館で週替わり2本立て放映でした。若尾さんはこの年15本に出演されてますが大変なスケジュールだったようで、若尾さんに限らず当時のスタア達は顔見せ的な出演も多いですね。
    以下、ちょっと調べてみました。

    「花嫁のため息 」1956/1/9
    市川雷蔵主演「又四郎喧嘩旅」と併映

    「新妻の寝ごと」1956/1/15
    長谷川一夫主演「新平家物語 義仲をめぐる三人の女」と併映

    「新婚日記 恥しい夢」1956/4/23
    長谷川一夫主演「残菊物語」と併映

    「新婚日記 嬉しい朝」1956/5/11
    長谷川一夫主演「鼠小僧忍び込み控」と併映

    こんな感じですね。参考になれば。
    2016年01月07日 22:45
  • 青山実花

    Rchoose19さん
    コメントありがとうございます

    そんなそんな、お礼なんかいいですよ。
    私の方がいつもお世話になっているのですから、
    当然の事をしたまでです。

    その後、PCの調子はいかがでしょうか。
    完全復活してほしいですね。
    2016年01月08日 23:23
  • 青山実花

    原みつるさん
    コメントありがとうございます

    >余裕で今年見終わっちゃうかな?

    ひゃ~、それはないです~。
    この107本に到達するまでに、
    11年かかっているのですよ~。

    若尾文子映画祭で、未見の作品があと3本、
    確実にDVD(かビデオ)が存在するのがあと5本なので、
    それ以外は、いつ観られることやら。
    とにかく上記の8本だけは頑張ります!
    2016年01月08日 23:29
  • 青山実花

    Mitchさん
    コメントありがとうございます

    >若尾文子さんのような大女優をもったいないような使い方

    言い得て妙なご意見だと感心しました。
    本当にそうですね。
    まだまだ売出し途中だったのか、
    このような、添え物みたいな短編に若尾さんが出ているなんて、
    本当に勿体ないですね^^;
    2016年01月08日 23:42
  • 青山実花

    ウタさん
    コメントありがとうございます

    貴重な記録をありがとうございます。
    知りたかったことなので、
    本当にありがたく、嬉しく思います。

    やはりこれらの短編は、他のスターさんの映画との併映で
    作られたのですね。
    雷蔵さんや長谷川さんの大作なら仕方ありませんね。
    この4本の中で観た事があるのは、
    「新平家物語 義仲をめぐる三人の女」だけですが、
    これが私には退屈で退屈で^^;
    もしリアルタイムで劇場で観たら、
    「義仲」より「寝ごと」のほうがずっと楽しめた気がします。

    ウタさまは、「若尾文子映画祭」に来られている
    観客様の中のお一人なのでしょうか。
    ブログなどをされておられるのでしたら、
    ぜひ教えて下さい。
    ご訪問したいです。
    2016年01月08日 23:51
  • 裏・市長

    本日のお客様はムーミン!。

    毎度毎度、よくもまぁ次から次へと
    新婚家庭に遠慮もせずに邪魔しに行くわ…。
    行かないとストーリーが進まないけれど。
    実際だったら身内でもイヤやな。縁切りするわ。

    来るなとは言わんけど、ホドがある。

    去年いきなりビデオテープがダンボールで届いた。
    60本ぐらい入ってた。
    ???と思って、聞くとDVDにしてくれという。
    前に一度、コピーしてあげたら、
    家にあるビデオテープ全部、こちらの了解もなしに
    送りつけてきた!。

    本人はまったく悪気はない。

    中身はほとんどレンタルで借りられるような洋画とか、
    こっちは見たくもない、家族の新年会とか。
    半年以上、絶賛放置中だがウチも狭い・・・。
    もう捨てていいよね?。
    2016年01月08日 23:54
  • ウタ

    お返事頂きましてありがとうございます。お役に立てたなら良かったです。
    察しの通り若尾文子映画祭の観客です。今のところブログ等はやっておりませんで、申し訳ありません。
    マニアックな映画の感想等を読むのは好きなので、時々お邪魔させてください。ちなみに自分も若尾さんの映画は98本鑑賞ですので青山さんと同じくらいですね。
    2016年01月09日 22:58
  • 青山実花

    裏・市長さん
    コメントありがとうございます

    新婚生活の邪魔をするムーミンって、
    ちょっとイヤですね^^;
    現実なのかファンタジーなのか、
    ハッキリせい!と言いたくなります^^;

    えーー!?
    ビデオテープを送りつけてきて、
    DVDに焼けという方がいるんですか!

    うーん、それは困りましたね。
    もしやってしまったら、
    次は100本送ってきそうですし。

    私だったら・・・
    捨ててしまって、あとからトラブルになるのも困るので、

    「機械が壊れたので申し訳ないができない」と言って、
    送り返すかなぁ。。。
    嘘は良くないと、世間の人は言うけれど、
    自分の生活を守る為なら仕方がない場合もあると思うのですが、
    どうでしょう。
    2016年01月12日 21:27
  • 青山実花

    ウタさん
    コメントありがとうございます

    やはり若尾さんの映画祭に来られているのですね^^
    観た事のない作品が沢山上映されて、
    充実した映画祭でしたね。

    若尾さん98本ですか。
    やはりソフト化されていたり、
    名画座でかかる作品は大体決まっているので、
    同じくらいの数になるのでしょうね。
    名画座にかかったことのないような作品が、
    今後、出てくるといいですね。
    2016年01月12日 21:35

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