
〔2011年/日本〕
東京から北海道に移住し、
カフェと、宿泊もできる店「マーニ」を経営する、
大泉洋と原田知世夫妻。
近所の人たちとも仲良しで、
ほっこりした毎日。
ある日、突然、
若い女・森カンナから電話があり、
「今夜から2泊できないか」と言われる。
やってきた森は、どうも様子がおかしい。
彼女は恋人と約束した沖縄旅行をすっぽかされ、
逆方向の北海道にやって来たと言うのだ。
荒れて、泣いていた森だったが、
「マーニ」の常連の青年・平岡祐太と会話するうちに、
次第に心癒されてゆく。
別の日。
学校に行くバス停にいながら、
バスに乗らなかった少女・八木優希が気になり、
「マーニ」に連れてきた大泉。
母に出ていかれた八木は、
父・光石研と二人暮らしだが、
深く心傷ついているのだ。
そんな父娘の心を、
原田は特製スープで温め・・・。
困った。
どうすればいいんだ、こういう映画は。
「癒し」とも、「ほっこり」とも無縁な、ガサツ女の私は、
どう感想を書いていいのか分からない(笑)
というより、
どんなに「ほっこり」でも、
映画の作り自体が上手ければ、
感動もできたのだろうけれど、
なんだか全てがイメージだけの上っ面な感じで。
何より、
大泉洋と原田知世に、
夫婦を感じさせないのが辛い。
とにかく2人の関係が希薄な印象で、
確固とした強い絆のようなものが感じられない。
2人は一度も本音で話をした事がないように見える。
(あくまでも、「見える」といだけで、本当の所は分からないけど)
もちろん、
世の中には、こういった男女もいるだろうし、
それで上手くいっている例も沢山あるのだろうから、
私がとやかく言う筋合いじゃないんだけどね(笑)。
それから、
常連さんにしても、
お客さんにしても、
エピソードの全ては、
どこかで見た事のあるようなものばかり。
もう少しヒネってほしいな。
これじゃ心に何も引っ掛からない。
私、パンがとても好きで、
しょっちゅう買ってしまうのだけれど、
タイトルに「パン」とつく割に、
そう、めちゃくちゃ美味しそうでもないのも、
入り込めなかった理由の一つかも。
原田知世さん、
化粧っけが無いのはいいとしても、
あのヘルメットみたいな髪型は、
もう少しどうにかならなかったのか。
大泉さん、
彼は、バーでくだ巻いてる探偵の方が、
絶対合ってる。
文句ばかりでごめんなさい。
評価 ★★☆☆☆
この記事へのコメント
yonta*
この作品、評価は高めみたいだし、ひとつひとつのエピソードも
特に悪いとは思わないのですが、おっしゃるとおり
なんだか上っ面な印象を受けてしまって・・・
雰囲気を楽しむなら、雑誌の「天然生活」とか「クウネル」読むほうが
おもしろいかなあ、なんて思ってしまいました。
ほっこりを味わう能力が足りないのかしら・・^_^;
青山実花
コメントありがとうございます。
良かったですぅ(笑)。
文句たれの私が、いつも以上に文句たれてしまって、
この映画がお好きな方に叱られるのではないかと、
ヒヤヒヤしていました。
「お前に何が分かる!」って。
そうなんです、
ほっこりは結構なのですが、
あまりにも綺麗事に走りすぎている感じが・・・。
綺麗事すぎて、いつ子供作ったんだ?って・・・
・・・って、ごめんなさい。
これが叱られる原因ですね(笑)。
ほっこり系の雑誌は見るのが楽しいですね。
ガサツなので、
いつも見るだけで終わってしまうのが、
私のダメな所ですが(笑)。