「パシフィック・リム」

pacificrim.jpg
〔2013年/アメリカ〕


2013年。
海底の裂け目から、
突然現れた巨大生物、“KAIJU”に襲われる人類。


その騒ぎは世界各国に広がり、
地球は壊滅的被害を受けるが、
人間だって負けてはいない。
“KAIJU”と戦うべく、
英知を結集し、
“イェーガー”という、
人型巨大ロボットを開発する。


“イェーガー”は、人間が2人で操縦するように作られ、
操縦者同士は、心をシンクロさせる必要があった。


最初は優勢に思われた“イェーガー”。
しかし、耐性を身に付け、
ますます強くなってゆく“KAIJU”に、
苦戦するようになり、
しまいには、「“イェーガー”計画には無理があった」と、
人々から責められるまでになってしまう。


“KAIJU”に家族を殺された、
ベケット(チャーリー・ハナム)と森マコ(菊地凜子)は、
ペアとなり、
この戦いに挑む事に・・・。





どのサイトを見ても、
ずいぶんと評価が高い。
幼い頃から、怪獣やロボットに親しんでいる「男の子」なら
とっても喜びそうだと感じた。
生憎、私はそれらの物に、
それほどの思い入れがないので、
普通に大味な大作な気がしたけれど。


ギレルモ・デル・トロ監督は、
「パンズ・ラビリンス」
(素晴らしいです。一人でも多くの方に観てほしい傑作です)
を撮った方なので、
期待していたけれど、
「パンズ~」のような、きめ細かさは無かったな。


おそらく、日本をとても好きでいてくれるんだろうなと
思われるのはとても嬉しい。
なにせ、“KAIJU”だものね(笑)。


ロボットの体が重そうで、
それが気になって仕方なかった。
生身の生き物に対して、
こちらが鋼鉄の巨人じゃ、
どうしたって、俊敏さにおいて無理がある気がして。
ロボットの事はよく分からないけど、
もっと、「肉切りカッター」のような物を、
多用すればいいのにと、勝手に思いながら観ていた(笑)。


芦田愛菜さんのハリウッドデビュー作という事でも、
話題になっていた本作。
ただ、彼女の出番は思いの外、少ない。
「こんなものか」って感じで。


そして、愛菜さんが大人になると、
菊地凜子になるという。
それって、どうなんでしょ(笑)。


評価 ★★★☆☆

この記事へのコメント

  • 原みつる

    はっきり言っちゃうと男の子の映画って感じですよね。
    なんか思っていたのと違うのよね~(≧艸≦)ブブブ 
    日本の「怪獣」とアメリカの「KAIJU」 やっぱ違うんですよ^^;
    なんて言ったらいいのか・・・違うんですよ~(≧艸≦)ブブブ
    2013年08月15日 19:08
  • yonta*

    普通に大味な大作な気がしました(笑)。
    私も「パンズ・ラビリンス」を思ってしまったので、
    期待が大きすぎたのかもしれませんが・・・

    予備知識がなかったので、ロボットの操縦方法が意外で^_^;
    体全体を使うところが、なんだかゲームのWiiみたいだなあと。
    それと、引きの画が少なかったのかしら・・せっかくのKAIJU全体の
    カタチがわかりにくかったです。

    吹き替えで観てしまったのが悪かったのですが、
    菊池凜子の英語が聞けなかったのも心残り・・
    でも、エンドロールの最後に出てきたひとことは、
    ちょっとうれしくて、にやけてしまいました(^^)
    2013年08月17日 08:17
  • 青山実花

    原みつるさん
    コメントありがとうございます。

    そうなんです、
    男性からの評価がめっちゃ高くて・・・。
    「そ、そんなに良い?!」って感じで、戸惑ってしまいます(笑)。

    「怪獣」と「KAIJU」は、やっぱり違うんですね。
    原さんは、その辺には一家言ありそうですね。
    いつか、その違いを詳しくお伺いしたいです。
    2013年08月17日 20:24
  • 青山実花

    yonta*さん
    コメントありがとうございます。

    本当に、「パンズ・ラビリンス」と同じ監督さんとは思えない感じで。
    本作とは関係ないですが、
    「パンズ~」は、心臓が止まりそうなくらい、
    ドキドキしました。
    いい映画でしたよね。

    あ、そうでしたね、なるほど~。
    私はwiiをした事がないので、
    頭に浮かびませんでしたが、
    wiiをしている方の映像を思い出すと、確かにそんな感じですよね。
    やっぱり、ゲーム感覚なんですかね。
    その辺も、私には合わないのかな。

    KAIJUの全体像も、分かりにくいですね。
    画面が暗いせいもあるのかしら。
    変な口だというのは分かったのですが(笑)。

    日本の女優さんも、もっと世界に進出してほしいですね。
    今の状態だと、選択肢狭すぎ(笑)。
    どんな役も、菊地凜子がするようになってしまいます。
    (少し前なら、工藤夕貴?)

    あ、私、エンドロールの事、
    yonta*さんに教えてさしあげなくちゃ!と思っていた所だったんです。
    やはり影響をうけているんですね。
    映画の歴史って深いです。
    2013年08月17日 20:37

この記事へのトラックバック