
〔2011年/アメリカ〕
ロシアのクレムリンで爆発事故が起こり、
そこに居合わせたイーサン・ハント(トム・クルーズ)が、
容疑をかけられる。
アメリカは自国に嫌疑がかけられるのを避ける為、
「ゴースト・プロトコル(架空任務)」を発令し、
ハントはスパイ組織から名前を抹消されてしまう。
そんな中、ドバイにある世界一の高層ビルで、
事件の黒幕が取引を行う事を知ったハントは、
仲間の、ジェーン・カーター(ポーラ・パットン)、
ウィリアム・ブラント(ジェレミー・レナー)、
ベンジー・ダン(サイモン・ペッグ)の4人で、
ビルの一部屋を取り、
様々な作戦を施行し、
黒幕と相対する。
その後、舞台はムンバイに移り、
ハントは事件の真相に近付いてゆく・・・。
ストーリーやアクションは、
他の映画と比べても、
それほど凄いとは思わなかったが、
「久々にこのシリーズを観てるんだ」と思うと、
やっぱり興奮する。
私はアクションより、
数々のスパイグッズを見るのが好きなので、
その点は大変に楽しめた。
映画のような仕掛けが現実にあるのか、ないのか、
それは分からないけれど、
(まぁ、無いでしょうね(笑))、
「もしあったら」と想像するだけで楽しい。
ドバイの高層ビルのガラスに貼り付く手袋は、
ポスターにもなっているし、
予告でも何度も流れたけれど、
本当にあんな手袋があったら、
どこまで使えるんだろう。
何らかの事情で、眠くなったら、
貼り付いたまま眠るのかしらとか、
万が一、心臓が止まったら、
遺体はそのままなのかしらとか、
どうでもいい事を心配しながら観ていたよ(笑)。
そして、それ以上に、室内での緊張感が凄い。
超小型のカメラが出てくるのだけれど、
私も欲しいと思ったりして(笑)。
それから、砂漠の街の砂嵐も興味深かった。
高層ビルが建つ、あんな場所でも、
砂嵐はしょっちゅうやって来るのだろうか。
経済発展著しいドバイでも、
自然の猛威は避けられないという事か。
観終わって、友人と笑ったのが、
ムンバイでのパーティのシーン。
敵の男を色仕掛けで騙す為に、
胸が大きく開いたドレスを着て、
艶然と微笑みかけるジーン・カーター。
敵はすぐに引っ掛かり、
「食いついた!」と手を打つトム・クルーズ御一行様。
しっかし、あれって絶対食い付くって自信があったのかね(笑)。
「私たちにあの作戦は絶対無理ね」と笑ったのだけれど。
まず、体がエサにならないわって(笑)。
評価 ★★★☆☆
この記事へのコメント
原みつる
この映画はすごく宣伝しているんですけど・・・実際どうなんでしょうね~?
シリーズものとかってあまり・・・ってことがあるじゃないですか~これはどうなのかな?見る価値あり!なんでしょうかね?
青山実花
スパイグッズって、
「本当にこんな物があるのか!?」と半信半疑になれるのが
楽しいですね!
人って、潜在的に人を騙す事に快感を覚えるのでしょうか(笑)。
宣伝、凄いですね。
友人の言葉を借りるなら、
トムちんのこのシリーズなら、
とりあえず一定数のお客が入るからではないか
という事なのですが(笑)。
まぁ、いっとき現実を忘れられるくらいには楽しめると思います。
のむら
貨物列車の中が基地って・・派手で面白いですよね。
こないだパート1をテレビで見たのですが、ボールペンの先から薬品を投与したり、メガネのるつがカメラになっていたりと、今回のメカに比べたら相当レトロなスパイグッズでした。それはそれで好きなんですけど〜。
青山実花
貨物列車が基地だというのに、
中々乗れないトムちんという状況が可笑しかったです。
パート1はもう15年も前になるのですね。
当時は「おぉ!」と思ったスパイグッズも、
今ではもうレトロな感じ。
最近は何でも進化が早すぎで、
ついていけませーん。
(身近な物ではケータイとか(笑))。
don
同じものを借りた経験があります。
スパイグッズ、ボールペンか時計だったかが、絶体絶命の
最後のシーンで主人公を救ったのがあったなあ、007
だったかしら。
青山実花
そうですね、
スパイものといえば、
なんとなく話が限られてくるので、
どれを観たのか忘れてしまうのかもしれません。
ごめんなさい、
私も正直、細かい事は覚えていなくて(笑)。
ボールペンか時計・・・、
何の映画だったのでしょう。
先日、こちらにコメントを寄せてくださったのむらさんも、
ボールペンについて書かれていますが、
そちらでしょうか。