
〔1969年/日本〕
江戸城下で、眠狂四郎(市川雷蔵)の偽者が現れ、
人を斬ったり、女に乱暴する事件が続発。
本物の狂四郎も、初めは無視を決め込んでいたが、
そうも言っていられない事態になる。
一方、大奥では、将軍の世継ぎを身篭り、
寵愛を受けているお千加の方(松尾嘉代)が、
錦小路の局(久保菜穂子)から激しい狼藉を受け、
お腹の子を流されそうになる。
堕胎を生業とする「中条流」に連れ込まれたお千加の方を
助け出した狂四郎だが、
怒った錦小路の局の手下に捕まる。
手足を縛られ、嬲り者にされそうになるが、
いつもの機転で、ピンチを切り抜ける。
ついに偽者と対峙する狂四郎。
勝負の行方は・・・。
シリーズ12作目にして、最終章。
ウィキペディアによると、
本作の撮影時、既に市川雷蔵は癌に冒されており、
体力の衰弱が激しかったという。
元々12作で終わりと決まっていたのか、
市川雷蔵の体調により、終わらざるをえなかったのか、
そこはよく分からない。
観た限り、彼はそれほど痩せている感じはしないが、
そういう先入観があるせいか、
目が鋭く、美しさも増しているように感じられた。
手足を縛られ、身動き取れない狂四郎が、
久保菜穂子から口移しで酒を飲まされる場面で、
二人の唇がアップになる。
市川雷蔵の唇がとても柔らかそうで、
大変に淫靡な場面であった。
この映画が公開されたのが、
1969年1月。
そして、同じ年の7月に亡くなったそうだ。
評価 ★★★☆☆
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