
〔2010年/アメリカ〕
3D映画は、今まで何本か観てきたが、
今回ほど、「3Dで良かった~♪」と思った事はない。
だって、だって、あのニコラス・ケイジが飛び出して見えるという、
有り難いんだか、有り難くないんだか、なんだかよく分からないその映像が、
馬鹿馬鹿しくて、可笑しくて、
私にはとても嬉しかったのだよ。
最近のニコラス・ケイジは、
借金地獄、自己破産、韓国系嫁へのDV疑惑などなど、
スキャンダルまみれ。
そこへきて、今度は息子の暴れん坊ぶりまでもが話題となり、
なんだかもう、どうしようもない感丸出しなのだが、
結局それも、ハリウッドのお話となれば、
所詮は海の向こうの出来事、
なぜか憎めない、不思議な存在。
借金の額が多ければ多いほど、大スター感も増すってもんだ(笑)。
それに、そんな酷い噂の割に、
仕事は途切れていない感じ。
(借金返済の為に、仕事を選んでいる場合ではないという説もあるが(笑))
私は彼が好きだから、
映画に出てくれれば、他の事はもうどうでもいいや。
で、この映画。
カルト宗教の教祖、ビリー・バークに娘を殺され、
孫を誘拐されたニコラス・ケイジが、
復讐の鬼と化すという内容なのだが、
わたし的にウケたのは、
ニコラス・ケイジに孫、というその設定。
ショックなような、感慨深いような(笑)。
話は逸れるけど、
じゃあ、彼と同年代の大スターたち、
ジョニー・デップ、ブラッド・ピット、トム・クルーズ、キアヌ・リーブスなども、
そろそろ孫がいる役をしてもおかしくはないって事か。
で、ケイジは、
途中で拾った若い女、アンバー・ハードと一緒に
ビリー・バークを追いかけるんだけど、
このアンバー・ハードという女優は、
綺麗な上に、元気があって中々よろしい。
女の私が見ても、結構好き。
ところがなぜか、ケイジを追いかけてる男、ウィリアム・フィクトナーがいる。
実はケイジにも、フィクトナーにも、
とんでもない秘密があって、笑えるんだな。
そのとんでもなさこそが、ニコラス・ケイジの持ち味。
やっぱり彼は良いよ。
評価 ★★★☆☆
この記事へのコメント
k_iga
ビッグ・ダディにしか見えなくてスキャンダルなニュースを聞くと
「もう~、ヒット・ガールがかわいそうだろ~!」と怒っておりました。
しかしもうそんな歳なんですね。
青山実花
ニコラス・ケイジはk_igaさんの中では完全に、
ヒット・ガールの父親という位置づけですね(笑)。
一つが役があまりに印象的だと、
もうその人にしか見えない、って事ありますよね。
ハリウッドスターは意外と歳いってます(笑)。
ジョニー・デップ、48歳。
ブラッド・ピット、47歳。
トム・クルーズ、49歳。
キアヌ・リーブス、46歳。
そして、ニコラス・ケイジ、47歳。
孫にはちょっと早い気もしますが、
いてもおかしくはないって話で。
水上耕助
(さすがにレンタル待ちかなあ(笑))
青山実花
水上さんのコメントを読ませていただいて、
調べたら驚きました。
ニコラス・ケイジの映画だというのに、
東京で一箇所、日本全国でも五箇所しか上映されていないんですね。
予告を観ても、面白そうなのに。
水上さんのような方もいるのに、
勿体ない事です。
desidesi
「バーディ」での演技がとても良く、強く印象に残っています。
その後、徐々に主役級になりましたが、
なんか、ドタバタした役が多いですよね。
「バーディ」の時が一番良かったと思うのは私だけ?
脇役でいい味を出すタイプのような気がするのですが…。
やっぱ、コッポラ一族だからっていうのがあるのかな?
青山実花
コメントありがとうございます。
「バーディ」は、ドタバタでなく、
シリアスな役のニコラスが良かったですね。
私が彼の映画で最高に好きなのは、
あまり知られていませんが、
「ハネムーン・イン・ベガス」です。
(ドタバタですが^^;)
脇役であの顔だと、主役を食っちゃうのでしょうか^^;
desidesi
この映画を借りてみました。
最初からケイジのハードなアクションで、
期待以上に楽しんでしまった。
年齢をものともせず、「蘇る金狼」の松田優作を超えた(?)
ニコラス・ケイジに脱帽。(笑)
お金のかかった「デス・プルーフ」って感じかな。
青山実花
コメントありがとうございます。
「ハネムーン・イン・ベガス」、探してくださったのですね。
ありがとうございます。
調べてみますと、DVD化はされておらず、
ビデオだけのようですね。
desidesiさんがビデオデッキを持っておられるといいのですが。
この「ドライブアングリー」も面白いですよね。
ニコラス・ケイジの映画は、
どれも一定の水準は保っているので、
安心感があります。
さらに、相手役のアンバー・ハードが、
その後、ジョニー・デップと恋仲になるとは、
さすがに想像しませんでした(笑)。
綺麗な女優さんでしたものね。
desidesi
アンバー・ハードは、
案の定ロバート・ロドリゲス作品にも出てますね。
タランティーノやロドリゲスが好きなタイプの美人ですよね。
そうですか、ジョニーデップ(同い年)とですか…。(泣)
青山実花
コメントありがとうございます。
物置でも、あるなら出してこられるので、
問題ないと思います。
持っていないよりは・・・^^;
アンバー・ハードが出ているロドリゲスの映画、
「マチェーテ・キルズ」は未見です。
1作目は観ているので、こちらも絶対観たいです~。
それから、はい、
ジョニデと婚約しましたよね。
結婚に至るかどうかはわかりませんが・・・。