「SOMEWHERE」

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〔2010年/アメリカ〕  


スティーヴン・ドーフは、気ままに暮らすハリウッドスター。
高級車に乗り、
部屋に出張ポールダンサーを呼び、
女の子とも、適当に遊んでいる。
ケータイにはしょっちゅう、
彼の不実をなじる女からのメールがくるような、
まぁ、ハリウッドにいがちな俳優である。
(ただ、ドラッグの場面がないので健全な印象。わたし的には好き)


そんな彼の元に、
11歳になる娘のエル・ファニングがやってくる。
前妻と暮らすファニングだが、
前妻が家を空けるため、サマーキャンプまでの間、
ドーフに預かってほしいというわけなのだ。


それから父と娘の、短い生活が始まった。
ドーフは賞を受けるため、
ファニングを伴ってイタリアへ行く。
予定外の娘同伴の渡航であり、
疲れ果てた二人は、早々にイタリアを後にする。


そして戻ったハリウッドで、
どこにでもいる、普通の父と娘の時間を共有する二人だったが・・・。





特に大きな事件は起こらない。
そういう意味では、
この監督の「ロスト・イン・トランスレーション」の父娘バージョンといった
印象である。


しかし、一つ一つのエピソードが面白いのだよ。
まず、出張ポールダンス。
そんなものがある事に、ちょっと驚いた。
ダンサーは二人。
簡易式のポールを部屋に取り付けて、
セクシーダンスを披露する。
そういったものって、
暗がりの店で、客が多数いるからいいのであって、
明るい部屋で、たった一人でそれを見ている姿って、
想像以上にマヌケな感じで可笑しい。


それから、父娘が泊まったイタリアのホテル。
これがもう、めっちゃ豪華なスイートルームで、
なんと部屋にプールがある。
それほど大きくないけど、
部屋にプールがある絵って、結構ショックなものだな。
一生に一度は、あんなお部屋に泊まってみたいものだよ。


イタリアでの授賞式の模様も物凄くマヌケ。
名前を呼ばれたドーフがステージに上がると、
数人のダンサーが、彼の周りで突然踊り始める。
ドーフにしたら、
「聞いてないよ~」状態で、どうしていいのか分からず、
困り果て、笑うしかない。
観ているこっちも困った。


ハリウッドのドーフの部屋にマッサージ師が来る場面も、
のけぞった。
いつもは女性なのに、その日は男性がくる。
そのマッサージ師は、マッサージをする前に、
突然全裸になっちゃって、ドーフが飛び退く。
そりゃ驚くって。


ついこの間、「ランナウェイズ」を観たせいで、
奇しくも私の中では、
ダコタ・ファニングとエル・ファニングの姉妹対決のようになってしまったが、
エル・ファニングは、やっぱり妹っぽい印象。
どこがどうとは説明できないけど、
やっぱり妹的な雰囲気だ。


「バベル」で砂漠をさまよっていた頃を思うと、
随分大きくなった。
変な風に成長せずに、
素敵な女優になってほしい。


評価 ★★★☆☆

この記事へのコメント

  • のむら

    ファニング妹は、ものすごいナチュラル路線ですよね〜。
    このままファッションリーダーになってほしいです。日本人にウケるかも。
    あのプール付きホテルはスゴいですね。あんなところがあるなんて・・。あそこは一生泊まれないな・・。
    そんなこんなで「ホテル映画」だと思いました。
    2011年04月10日 14:14
  • 青山実花

    のむらさん


    ファニング妹は、フワフワした感じで可愛いですね。
    スケートとかプールとか、
    ちょっと現実社会から離れた場所にいる姿が似合います。


    スティーヴン・ドーフが普段暮らしているのも、
    ホテルなんですよね。
    私も、もし大金があったらホテルで暮らしてみたいと
    想像した事があるんです。
    ものぐさなので、
    毎日、帰るとお部屋がお掃除されているのが
    楽ちんそうで~。
    そういえば、あの淀川長治先生は、
    帝国ホテルの一室が自宅だったそうですね。
    羨ましい~。
    2011年04月12日 21:50

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