〔2010年/フランス・アメリカ〕
アンジェリーナ・ジョリーは、
常に見張られている。
パリの朝、ホテルを出て、
優雅にカフェでお茶する時も、
車がピッタリ張り付いてくる。
彼女もそれを承知しているようで、
特に嫌がる風でもなく、
どこまでも優雅なんである。
そんな彼女が列車の中でジョニー・デップと出会う。
冴えない数学教師のデップは、
数年前に妻を亡くし、傷心の旅行者。
ジョリーはデップの向かいの席に座り、
デップもまんざらではなさそうだ。
その後、様々な展開があり（省略）、
デップは巻き込まれる形で、
追われたり、殺されそうになったり、警察にぶち込まれたり、
散々な目に遭わされる。
でも、なぜかへこたれない。
ジョリーの美しさに目が眩んでしまったようだ。
こういった、大スター同士を組み合わせて、
お話は後から付けときましたぁ、みたいな映画は、
それほど好きではないのだけれど、
これは、世間が言うほど酷いとは思わなかったな。
追われ続ける二人なのだけれど、
見終わった後、体に残る映画の余韻に、
ドタバタした感じがない。
思うにそれは、
舞台がヨーロッパ（ほぼベニス）で、
カーチェイスではなく、
もっぱら船での追いかけっこだからなのかもしれない。
ジョリーの物腰も、あくまでも優雅で、
身に纏うお洋服は超高級そうなものばかり。
そして、顔が叶恭子みたいなのだよ。
叶恭子が走ったり、慌てたりする姿が想像しにくいように、
ジョリーも決して慌てない。
そんな感じ。
オチも好きだな。
評価 ★★★★☆
この記事へのコメント
みぃみ
唇のぽってり具合・おしりふりふり・ちょっと高飛車、鑑賞しながら、私も叶恭子氏が頭に浮かんでいました(^^)。
恭子さんは苦手ですが、エリーズの事はそのまま受け入れる事ができたのはアンジーの魅力ゆえかもしれません。
船のみの移動手段ゆえ、ゆったりと時が流れるベネチアの雰囲気と上手く調和したストーリーと映像美、私はけっこうお気に入りの映画です♪。
のむら
観光ムービーというか、「あんな旅、いっぺんしてみたい。あのホテルにも、いっぺん泊まってみたい」と思いました。
ロケ地の力を感じました〜。
青山実花
本当に、叶恭子サンに似ていますよね。
とても綺麗で羨ましい。
一つだけ注文があるとしたら、
もう少しだけ、
お肉がついてもいいと思いました。
サスペンスでありながらドタバタしていない、
優美な映画でありました。
ジョニー・デップのパジャマ姿がまた可笑しくて♪
青山実花
私もあのホテル、泊まってみたいです～。
それも普通のお部屋じゃイヤ。
スイートじゃないとね。
っていうか、あれがホテルじゃなくて、
自宅だったらどんなに素敵だろうと思いながら
観ていました（叶わぬ夢・・・）。
desidesi
オッサンが美女にたぶらかされる話しだろうと
タカをくくっていたんですが、
まさに、一杯食わされたっていう感想です。
意外な展開が面白かったです。
青山実花
コメントありがとうございます。
なかなか面白い映画でしたね。
もっと単純なものを想像していたら、
そうきたか、って感じで。
忘れている部分も多いので、
もう一度観てみたいです。