
〔1996年/アメリカ〕
ジョン・トラボルタはアメリカの小さな村に住む、自動車整備士。
シングルマザー、キーラ・セジウィックに片思いするのが精一杯の、
平凡な男だ。
ある日彼は、自分のバースデーパーティーの夜、
空からの不思議な光に打たれる。
以来、彼の身に不思議な事が起こり始める。
超人的な能力が身に付き、
手で触れていない物を自在に動かし、
短時間で語学を習得し、
探している人間の居場所を察知し、
本を一日に3冊も4冊も読む事ができるのだ。
さらには、親友フォレスト・ウィテカーの趣味である無線をいじっていた所、
アメリカの最高機密の電波をキャッチし、
その暗号を解読した事から、
当局からも目を付けられてしまう始末。
彼のその能力は、次第に世間に知られる事となる。
しかし、彼自身が純粋で、真面目である事に変わりはなく、
周囲の人から奇異な目で見られる事に傷つく。
そしてそんな彼を愛し始めたセジウィックであったが・・・。
空からの光ときたもんだから、
最初は、宗教的な、神がかった話か、
もしくはUFO的な話かと思っていたのだが、
オチは全く違う所にあって、逆にホッとした。
人間の能力は、まだまだ未知であり、
うろ覚えだが、
実際に使われている脳は、
全体のほんの少しの部分だと聞いた事がある。
これが増えれば、この映画のトラボルタのように
なれるという事か。
しかし、私にトラボルタと同じような能力が
突然備わったとしても、
人には言わないな。
胡散臭い目で見られるだけだし。
人には言わずに、
さり気なくそれを活用した方が利口だと思うけど。
この映画のテーマはそんな所にあるわけじゃないけどね。
私は夢のない女だ(笑)。
評価 ★★★☆☆
この記事へのコメント
k_iga
迫害されるというパターンが小説や映画に多いですね。
「七瀬ふたたび」とか。 黙っていた方が賢明だと私も思います(笑)。
青山実花
私も筒井康隆さんの「七瀬3部作」は、
何度読んだか分からないくらい好きな本です。
私が超能力に関して、今のような考えを持ったのも、
この本の影響がかなりあると思われます。
トラボルタのような事が身に起きた時に備えて、
読んでおいて損ではなかったと思っています。
(そんな日は来ないっつーの(笑))。
desidesi
青山実花
コメントありがとうございます。
共感してくださったことに感謝いたします^^