「世界を彼の腕に」

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〔1952年/アメリカ〕


豪快で荒くれで男気たっぷりの海の男、グレゴリー・ペックは、
ロシアからアラスカを買い取るという野心を持ちつつ、
オットセイの密猟を生業としている。


ある日開いたパーティで、
ペックは美しいアン・ブライスに一目惚れ。
実は彼女はロシアの伯爵の令嬢で、
貴族の婚約者がいる身。
二人は互いに愛を確認するが、
ブライスは、婚約者に連れ去られてしまう。





なんと言っても見所は、
ペックとアンソニー・クインの帆船でのスピード競争だろうと思う。
波の荒い大海原を、
二艘の帆船が接近戦でスピードを競う様子は、
大変な迫力があった。
帆船ってあんなにスピードが出るんだと驚いたくらい。


もう一つの見所は、連れ去られたブライスを、
ペックが奪還するシーン。
荒くれ男と令嬢のカップルというのは、
いつの時代も普遍なものだが、
「美女と野獣」というには、ちょっと違っていた。
「野獣」と呼ぶには、ペックがいい男すぎて(笑)。


評価 ★★★☆☆

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